読書より動画で見た方がよくない?
読書嫌いで、このように思われる方は多いのではないでしょうか?
確かに読書は慣れていないと、「辛い」「つまらない」と思うかもしれません。
しかし、読書でしか得られないものや、読書だからこそ得られるものがたくさんあります。
そこで、今回は読書嫌いの人でも読めるおすすめの本を7つ紹介してきます。
読書嫌いの方におすすめの理由や概要・学べることなどをまとめているので参考にしてみてください。
読書が嫌いな人でも読めるおすすめの本を7つ紹介
おすすめ①心。(稲盛和夫さん/自己啓発本)
読書嫌いにおすすめな理由
人と接する機会が多い人生の中で、自らの目的や考え方を明確にして、生き方のきっかけを教えてくれる本です。
当然、読書の初心者にもおすすめですが、いまが人生の節目であると考えている人、ビジネスマンなど全世代に読んでいただきたい本でもあります。
「心。」の概要
この本で一番重要なことは”心が全て決めている”ということ。
人生の中で発生する全ての出来事は自らの心が引き寄せている。
その目の前で発生する出来事に対して、どのような思いを抱き、どのような心で対応するかによって、人生は大きく変化していく。
目の前に発生した出来事がいかなる困難な状況であっても恨んだりせず、前向きに対応するのが素晴らしい。
そして、発生した出来事が良い事でも悪い事でも感謝をすること、謙虚な姿勢で向き合うことが必要。
困難に遭うのは、正しいことを貫いているから。
その中には、足を引っ張る人など必ず出てくる。
それに左右されずに自分の行くべき道を進み、それが心を磨くためのチャンスになる。
「心。」を読んで学んだこと
どんなことがあっても、その状況に感謝の思いで受け止めることです。
普段、仕事や生活をする中で誰しもが不満を口にすると思います。
生きていれば良い事も悪い事も必ずあります。
それらによって、心を左右されることなく常に謙虚な気持ちを持ち、感謝の念を忘れないことが人生の中で必要です。
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おすすめ②天才を殺す凡人(北野唯我さん/ビジネス書)
読書嫌いにおすすめの理由
この本は人間関係の中でどうしていけばよいか、どのような才能を持っているかを天才・秀才・凡人の3人の登場人物で、ストーリー方式になっています。
日常に会話のような感覚で難しい表現もなく、理解しやすいので初心者におすすめです。
「天才を殺す凡人」の概要
人間の才能は、大きく3種類に分けられる。
それが、天才・秀才・凡人です。
天才は”「創造性」独創的な考えや着眼点を持ち、人々が思いつかないプロセスで物事を進められる人”
秀才は”「再現性」理論的に物事を考え、システムや数字、秩序を大事にし、堅実に物事を進められる人”
凡人は”「共感性」感情やその場の空気を敏感に読み、相手の予測しながら動ける人”
天才に対して理解ができないから凡人は排除しようとして、秀才は妬みと憧れの相反する感情を持つ。
そして、天才は凡人に理解をしてほしいと願うが、思いが届かない。
天才と凡人や秀才のグループで分かれることで、コミュニケーションの断絶が発生。
こうして意思決定時の多数決により天才の才能が殺されていく。
「天才を殺す凡人」を読んで学んだこと
この本の、”人は可能性を阻害するものに、憤りを感じる”という内容には色々と考えさせられました。
3種類(天才・秀才・凡人)の各々を知り、自分が活かせる場所や可能性を極限まで引き出す環境づくりにとても役立つと思います。
おすすめ③メモの魔力(前田裕一さん/ビジネス書)
読書嫌いにおすすめの理由
普段の生活の中でメモを全くしないという人は少ないと思います。
紙に書くことは減ったとしても、スマホやPCでメモを取る人は多いのではないでしょうか。
「メモの魔力」では、このような普段とっているメモに対して、違う視点で気づきを与えてくれるようになっています。
普段行っているメモとの違いを感じながら読むことで、自分がワンランクアップするように感じ、楽しく読める本となっています。
「メモの魔力」の概要
メモの魔力では、メモを「記録」ではなく、「知的生産」のためのものと考えます。
メモを人間の想像力によって活かし、新たな知的生産に繋げることができる。
メモのメリットは以下の通り
メモのメリット
- アイデアを生み出せるようになる(知的生産性の向上)
- 情報の「素通り」しなくなる(情報獲得の伝導率向上)
- 相手の「より深い話」を聞き出せる(傾聴能力の向上)
- 話の骨組みがわかるようになる(構造化能力の向上)
- 曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる(言語能力化の向上)”
メモを取るだけでなく「ファクト⇒抽象化⇒転用」のプロセスで、アウトプットを増やすことが必要。
ファクトとは「なぜ?」という部分を考えます。
次に、抽象化という「具体的な事象の本質を考えること」を行う。
そうすることで、再現性や汎用性が高まり、他の事象でも応用が可能になり、「転用」することができる。
メモというのは、なりたいもの・やりたいこと書いていればそれに対して思いが強くなり、それらへの行動を移すための設計になる。
それがメモの魔力である。
「メモの魔力」で学んだこと・感じたこと
「メモ」という簡単なことですが、「メモ」を侮ってはならないと気付かされる面白い本です。
そして、誰にでもチャンスがあることを教えてくれます。
「メモ」を取ってアウトプットすることで、得られるものがたくさんあることを学ぶことができました。
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おすすめ④読みたいことを、書けばいい(田中泰延さん)
読書嫌いにおすすめの理由
学生であればレポートや卒業論文・社会人であれば日報などで文章を書く機会があるかと思います。
しかし、これらは形式が決まっていることが多く、文章を書くのが嫌いになる要因の1つです。
そんな中でも、文章を書くことが好きになる視点や考え方が書いてあります。
また、書籍の文字が大きく、文章も驚くような内容から始まりますので、楽しく読めるのでおすすめです。
「読みたいことを、書けばいい」の概要
「読みたいことを書けばいい」というのは自分が読みたいことを書き、自分が楽しくなることが重要であるという考えからきている。
文章を書くのであれば、人に読まれる文章を作成することが大切。
人に読まれる文章を作るには
- 世の中のあらゆるモノ
- コトを表す事象
に触れて心が働き書きたくなる心象の二つが揃った文章を意識するとよい。
次に重要なのが、読む人のターゲットを想定して書かないようにすること。
最初にそれを読むのは自分。
自分が面白いと思えれば、それは書いた意味がある。
その代わり、面白くなければ無駄である。
「読みたいことを、書けばいい」で学んだこと・感じたこと
文章を書くことは、必ず誰もが通る道だと思います。
書けば発信が可能になります。
発信すれば普段関わることが無い分野の方から声をかけて頂けたりする可能性が増えます。
そうすれば、関わる人が変化することで人生が変化していきます。
著者もサラリーマンから人生が変化した方です。
文章を書いて人生を変化させられるというのは、気づきを与えてくれました。
おすすめ⑤嫌われる勇気(岸見一郎さん、古賀史健さん/自己啓発本)
読書嫌いにおすすめの理由
この本は、2人の対話式で描かれているので、自分に置き換えて読むことが簡単です。
そして、文章を読むのが飽きないように、表現も少し大袈裟に書いてあり工夫がされています。
内容は、人間関係の改善方法を中心に書いてあります。
ドラマ化もされているので、読書嫌いでも入りやすくおすすめです。
「嫌われる勇気」の概要
どうすれば人は幸せに生きられるかという内容が問いかけられる本。
それに対して、アドラー心理学のエッセンスを混ぜながらその答えを提示。
アドラー心理学では、「私たちの行動は、その人の意志による目的があってそうしている」と考える。
簡単な例として、結婚したくてもできない人がいた場合、どうして結婚できないのかと。
原因に悩むより、「結婚する」という目的を考えた方が可能性が増える。
原因を気にするのではなく、目的に気持ちを向けることが、アドラー心理学も目指す部分。
人間は対人関係になると、相手が秀でている部分を見ることで劣等感を感じることがある。
劣等感はネガティブなイメージがあるが、実際にはその逆でその劣等感があるからこそ、理想に向かって進んでいる。
劣等感は人間だからこそ自然に感じるため、努力のための源として上手く利用するとよい。
ただし、人と比較したりするのではなく、他の人を仲間と考え、協力することを目指す。
「嫌われる勇気」を読んで学んだこと・感じたこと
アドラー心理学を軸にして、自分がどうしたら幸せになるのかということが書いてあります。
自分と他人の比較することは自分の幸せにはつながらない。できないことは誰にでもあるということを理解する。
そして「自分しかできないこと」「ほかの人を信じて一緒に何かをやろうとすること」を考えて行くことが大切。
背中をそっと押してくれる本でした。
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おすすめ⑥深夜特急(沢木耕太郎さん/小説)
読書嫌いにおすすめの理由
バックパッカーのバイブル本と言われている本で、本と一緒に旅行をしているような気分になれます。
小説ではありますが、旅行から様々な経験を得て成長していく部分もあります。
また、第1巻~第6巻まであり一冊のボリュームも約200ページ前後なので、読みやすいと思います。
「深夜特急」の概要
この本は、筆者自身の旅行体験記で香港から出発し、アジア圏を抜けて欧州へ行く話。
第1巻は、香港・マカオの放浪。
賭けをしたり、現地民からご飯をたかられたり、失業している若者にご飯を奢ってもらったりする。
特にカジノにハマってしまい、納得いくまでやって損をしてしまいます。
第2巻は、マレー半島・シンガポールの放浪。
売春宿に宿泊したり、シンガポールの若者と交流して貧富の差を気付かされ、今までいかに裕福だったかということを筆者が感じる。
第3巻は、インド・ネパールの放浪。
路上で物乞いに囲まれたり、死体の焼き場を目撃するなど生と死について感じさせる内容。
人間の感情が多く、全6巻の中で1番重たい内容。
第4巻は、シルクロードの放浪。
ここでは、パキスタンで載ったチキンレースの恐怖にさらされながらもアフガニスタンに向かっていく。
その道中で警察に殴られ連行されそうになり、旅が終了する可能性が出てくる。
第5巻は、トルコ・ギリシャの放浪。
終盤に差し掛かりヨーロッパの物価の高さを感じ、この街にはなじめないと感じながら旅を続ける。
今までの旅の中で自分に合うことや合わないことなど、振り返りながらいろんなことに対して気付きが生まれる。
第6巻は、南ヨーロッパ・ロンドンの放浪。
ヨーロッパへ入っている筆者はいつでも旅を修了させることが可能だが、再度カジノに出会い、香港でのリベンジを考える。
最後にカジノのリベンジは叶うのか、旅の終点はどのように迎えるのか気になる。
「深夜特急」で学んだこと・感じたこと
この本を読むと旅に出たくなります。
旅の危険なことや、文化や言葉の違いなど大変な困難について気づかされますが、それを乗り越えることで人として成長できるように感じました。
バックパッカーとしての旅の楽しみや大切さを教えてくれる素晴らしい本でした。
おすすめ⑦君たちはどう生きるか(吉野源三郎さん/小説)
初心者におすすめの理由
戦前の1937年に刊行された吉野源三郎さんの小説を漫画化した作品です。
若い人にとって、先が見えない時代に自分はどう生きているかの指南書です。
中身の物語も学校を舞台にしているので、読みやすくて苦手な人でも2時間以内には読み切ることが出来ると多います。
「君たちはどう生きるか」の概要
この本の主人公は、15歳の中学二年生のコペル君(本田潤一)で、父は3年前に他界して、母と暮らしている。
そこにお叔父さんが引っ越しをしてきてから物語が始まる。
舞台はコペル君の中学校で、友人関係を中心にいじめや貧困などの多くの問題が展開されていく。
その中で、コペル君の成長していくポイントがある。
- ものの見方
- クラスのいじめにどのように対応するか
- 人間同士のつながり
- 貧乏について
- 偉大な人間とは
- 友人の裏切りについて
これらの事件などを通じて、コペル君は自分中心ではなく、世の中の誰かの為に役に立とうと考え決断して生きていくという話。
「君たちはどう生きるか」を読んで学んだこと・感じたこと
この本では、「人が生きる意味はわからない」と主張しています。
人生の意味は「生きる目的」に等しく、目的がないとどのように生きても無意味だからです。
例えば、目的なしに歩けばどのような歩き方をしても意味がなく、目的なしに生きることは、ただ生きて死ぬだけで意味がないということです。
つまりこの本は、生きる意味そのものについては言及していませんが、生きる目的を持つことが大切であるということを教えてくれます。
この世界に生を受けたということは運命だと思います。
この本を読みながら、各々の人生の目的を改めて考えてみると、今後の人生がさらに素晴らしいものになると思います。
読書を通じて様々なことを学び人生を豊かにしよう
この記事をここまで読んだ方は、読書嫌いな方ではないでしょう。
この記事1つで5000文字程度あるので、読書嫌いな人はここまでたどり着けないはずです。
もし、読書嫌いだと思っていても、ここまでたどり着けている方がいれば、読書を好きになる素質があると思います。
今回紹介した本はどれも読むことで得られるものが多く、また比較的読みやすいものが多いです。
読書が人生に与える影響の大きさを少しでも感じることができると、苦手意識も弱くなるのではないでしょうか!
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