読書が大切ということはわかるけど、気付いたら読まずにホコリをかぶっている本がたくさん
私自身も正直あまり読書は好きではなく、暇さえあればYoutubeばかりみていました。
しかし、読書のメリットに気づき5つのコツを意識することで、読書を習慣化することができました。
おかげで今では「読書から得た知識を日常に生かす」「読書自体を楽しむ」ということが当たり前のようにできています。
この記事ではそんな経験をもとに「読書のメリット」や「読書を習慣つけるための5つのコツ」について解説していきます。
読書を習慣づけることで、ゲームばかりしている周りの人と大きく差をつけましょう!
読書が習慣づいている人はどれくらいいるの?
読書を習慣化できている人に完全に一致するデータはなかったのですが、下記の情報は考える材料になるかと思います。
全国大学生活共同組合連合会の2018年の調査では、大学生の53.1%が一日の読書時間を「0分」と回答したそうです。
半分以上の大学生が読書を全くしていないということですね。
これは大学生のデータですが、大学生のうちに読書をしていない人は、社会人になっても読書を習慣化できないケースが多いです。
読書を習慣化すると周りにいる人間の半数には差をつけられると考えていいかと思います。
読書の習慣がつきづらい理由
読書の習慣がつかず、離れが進んでいる理由としては以下のようなものが考えられます。
理由①読書よりも安価なエンタメがある
現代はyoutubeやNetflexといった安価なエンターテイメントサービスが普及しています。
youtubeは無料で利用できますし、netflexのようなサブスクも月数百円〜利用でき、たくさんの作品をみることができます。
本は一冊で数千円くらいするため、コスパの点でたしかに不利となっているかもしれません。
理由②本を持ち歩くのが手間だと感じる
動画やゲームであればスマホさえあれば、どこにいても簡単にみたり遊んだりすることができます。
読書も電子書籍はあるものの馴染みのない人も多く、本は紙派の人が多くいます。
本には大きいものから小さいものまでありますが、それなりに重さもあるため持ち歩くのが手間に感じる場合があります。
たしかに動画やゲームのほうが負担が少なく、自然と手が伸びてしまうかもしれません。
理由③活字を読むことが苦痛に感じる
動画やゲームは、音声や字幕で自動的に進んでいきます。
一方で本は自分で目で活字を追って、情景を想像しながら読み進める必要があります。
読書のような能動的は面倒に感じられ、動画やゲームのように受動的に情報が手に入るコンテンツの方が楽なので好まれるようです。
理由④ネットほうが手軽に効率よく情報収集できる
本の場合は必要な情報を見つけるために、一冊読まなければならないことがあります。
また、途中で欲しい情報を得ることができても「せっかく買ったから」という心理が働きます。
その結果読む必要のない部分や、つまらない部分を読むことになり、読書にマイナスイメージを持つことになります。
それと比較しネットの場合は、調べたいキーワードを入力するだけで検索エンジンが関連するものを提示してくれます。
このようにネットの方が簡単かつ効率よく調べられるため、本を手に取らない若者が増えているようです。
読書のメリットとは?
ここまで読むと「やっぱり読書はもう時代遅れでは?」「あまりメリットが無いのでは?」と思ってしまうかもしれません。
しかし読書には読書特有のメリットがたくさんあります。
メリットを理解しておくことで、読書を習慣づける助けになるので、
メリット①脳が活性化される
読書には脳を活性化する効果が期待できます。
読書では視覚情報を処理する後頭葉、そして創造・コミュニケーションを担う前頭前野など、脳の様々な部位が連携して使われます。
さらに、左脳と右脳の間の情報交換も活発になります。
これらが、読書をすると脳が活性化する理由のひとつです。
併せて音読をすることで、学習能力が約3割向上したという報告もあります。
読書を習慣化することで毎日脳の活性化を図ることができるのです。
メリット②読解能力が身につく
研究者がAIに多くの仕事がとられるかもしれないと発表したのを知っている方も多いのではないでしょうか?
現段階でのAIは、まだ人間の言葉の裏やユーモア表現を理解するレベルには至っていません。
つまり、今のところは読解能力の高い人は、AIに仕事を奪われる可能性は低いのです。
これからの未来を見据えて今のうちから読書を習慣化することで、AIに負けない読解能力を身に着けることができます。
メリット③ストレス解消になる
読書にはストレス解消効果があることはご存知でしたか?
実は、読書にはストレスの68%軽減させる効果があると科学的に証明されているのです。
コーヒーや音楽鑑賞と比べても、それらを上回るストレス解消効果が期待できるとされています。
手軽に取り入れることができるリラックス方法として読書をすれば、日々の生活の中で自然とストレス解消をすることができます。
メリット④病気の予防や健康維持
読書による脳の活性化で、認知症予防を期待できるとされています。
また、近年パソコンやスマートフォンからのブルーライトによる健康被害を懸念する声が聞かれます。
パソコンやスマートフォンを見ていた時間を読書に置き換えるだけで、ブルーライトを浴びる時間も少なくすることができ、目の健康につながります。
メリット⑤論理的な思考が身につく
情報収集の手段としてネット検索は手軽で効率的ですが、ネットの場合は本と比較すると文章が短く、結論に至るまでの過程が省略されていることがほとんどです。
著者の論理に触れることができないため、ネットばかりを参考にした報告書やレポートは深みに欠けることが多いのです。
面倒でも本を読んだほうが、より質の高い論理的な思考を身につけることが期待できます。
どうしたら読書の習慣をつけることができる?
読書のメリットを知り
と思っていただけたのではないでしょうか。
しかしこのままでは今までと変わらず「読書を始めてみるけどすぐ辞める」日々に戻るだけです。
”習慣化させる”ことが大切です。
そこで、ここからは「今すぐ使える読書を習慣化させるための方法」を5つお伝えします。
読書を習慣づける方法①まずは10分〜30分から始めてみる
いきなり「1冊読むぞ」と挑戦することは悪いことではありません。
しかしそのような高い目標を持つと、じきに負担になり挫折する可能性が高いです。
習慣化を目指すのであれば、最初はむしろ”小さすぎる目標”くらいがちょうどいいです。
小さな目標をクリアする成功体験を積み重ねることが、習慣化に繋がります。
まずは10~30分の短時間読書を始めてみてはいかがでしょうか?
また、読書のような行動習慣は習慣化するために約1ヶ月かかるとされています。
あなたが無理せずに、まずは1ヶ月取り組めそうな時間設定をしてみましょう。
読書を習慣づける方法②時間と場所をルーティン化しよう
毎日何分読書に充てるか、イメージはできましたか?
今度はその時間をいつにするのか、そしてどこでするのか、考えてみましょう。
行動を固定することが”習慣化のコツ”です。
つまり、食事や歯磨き、シャワーのように当たり前に生活にルーティンのように組み込むことで、読書も当たり前の習慣となります。
例えば、起床して朝10分リビングで読書→朝食→歯磨き→身支度→会社へ向かう。
あるいは、起床して身支度を整えて出発→お気に入りのカフェでモーニングを食べながら読書、など・・・。
生活の中でお風呂やトイレのような当たり前の行動となれば、気分に左右されることなく読書を習慣化できること間違いなしです。
読書を習慣づける方法③お気に入りのジャンルを読んでみよう
お気に入りのジャンルの本でしたら、さらに読書を習慣化するハードルはぐんと下がります。
料理、コスメ、美容、アウトドア、ファッション、経済、歴史・・・・・
あなたの興味のある分野なんでしょうか?
ぱっと思い浮かばない方は、好きな映画やドラマの原作本などもいいかもしれません。
最近は「1日1ページ読むだけ」という気軽な本も出版されています。
あなたの読みたいと思える本、読みやすい本からまずは始めましょう。
読書を習慣づける方法④読書の記録をつけてみよう
実は読書記録用のアプリや手帳があることをご存知でしたか?
読書の記録をつけることで成果が”見える化”し、達成感を感じることができます。
アプリですと他の読書家さんのおすすめ図書をみることもできるので、次の読書につながるという点でもオススメです。
読書を習慣づける方法⑤電子書籍を利用してみよう
今はKindleや楽天kobo、dマガジンのようにスマホやタブレットで読書できるサービスがたくさんあります。
また、月額料金を支払うことで本が読み放題のサービスもあります。
読めば読むほどお得になるので、ケチな私には月額読み放題サービスがマッチしました!
電子書籍の場合は、本屋に行く手間も省けたり、気軽に試し読みできたりすることが魅力です。
無料お試しキャンペーンを実施しているサービスも多数あるので、まずは試してみるといいかもしれません。
読書を習慣化して周りと差をつけよう
読書にはたくさんのメリットがあり、金持ちな人ほど読書をしているというようなデータもあります。
読書をたくさんできている人とできていない人に大きな差はありません。
習慣化できているのかできていないかの違いのみです。
最初のうちは辛いかもしれませんが、読書で成長していく自身をイメージすることで頑張ることができます。
日々の生活に読書をうまく取り入れて当たり前の行動として習慣化していきましょう!