人の人生や経験談なんか読んで何になるんだ。
このように読書に否定的な考えを持つ方は少なくないと思います。
確かに、「やり方によって」は読書は意味のない作業で終わってしまうこともあります。
しかし、意味のある読み方をすれば、その後の人生を変えるきっかけになったり、自己成長を促したり、無限大のメリットがあります。
そこで今回は、意味のある読書をするための方法をご紹介します。
読書は意味がないと言われる理由
理由①読んだ内容はほとんど覚えていない
月に何冊も本を読んでいる人を見ると、すごいな〜という印象を受けますよね。
しかし、たくさんの本を読んだとして、その内容を覚えているでしょうか?
読書をして何かを得た気になっても、たいていの人はそのまま普段の生活に戻り、いつの間にか忘れてしまいます。
これこそが、意味の無い読書です。
数をこなすことは価値ではありません。
大切なのは、いかに理解できたかです。
理由②読んでも実際に行動しないと意味がない
自己啓発本などのHow to 本は、一時的にやる気や気付きを与えてくれます。
しかし、世の中にこれだけの自己啓発本が出回っているにも関わらず、なぜ成功者はひと握りなのでしょうか?
それは本で得た気づきを行動にうつすことができるかどうかです。
知識を豊富に取り入れることは大事ですが、インプットだけに重きを置いてしまっていると、読書をしても何も変わりません。
理由③やった気にやってしまう
分厚い本を読み終えると、達成感がありますよね!
しかし、本を読破することでやったつもりになってしまうと、せっかくの読書が台無しです。
ただの自己満足で終わってしまいます。
もちろん、読書習慣が全くなかった人が、読むようになったという行動変容自体は素晴らしいことです。
しかし、情報は使わなければただの情報のまま。
有益な情報も、知っているだけでは現実は何も変わらないのです。
本を読むことがゴールになっているようでは意味がないのです。
意味のある読書をする方法
方法①読書をする前に目的を定める
読書をする際、頭から順番に読んでいく方が多いと思います。
しかしこの読み方では、随所で心に残るポイントがあったとしても、最終的にあまり内容が印象に残っていないことが多いです。
それでも、読み終えた達成感が大きいため、「やった気になる」だけで終わってしまうのです。
まずは読み始める前に、この本から自分は何を得たいのかを考え、目的意識を持って読み進めます。
すると、目的に呼応するように気付きや学びを得やすく、印象に残る読書が出来るようになります。
深く理解ができれば、より自分の日常へ落とし込んで考えることができるでしょう。
方法②見出しを見て興味のある部分を絞る
目的意識をもつために重要なのが、目次です。
まずは目次を見て、本の概要を捉えます。
そして、興味のある見出しから読んでみましょう!
その上で、関連する別の見出しを読むとスッと理解でき、頭に入ります。
本は必ずしも全てを読むことが大切なのではなく、本に書かれた内容から本質を抽出することが大切です。
方法③読んで学んだ内容を人に話す
学んだことを実行に移していくためには、深い理解が必要です。
そこで私は、自分なりに学んだことや気付いたことをメモしてまとめるようにしています。
メモにまとめることで、自分が理解した内容を整理することができます。
そして、自分が理解したことを人に話すことが重要です。
人に伝えるためには、自分自身が十分に理解していなければなりませんし、十分理解できているのか確認することもできます。
また、言葉にすることで、自分自身の行動を促すことにも繋がります。
本でどんなに情報を得ても、行動が変わらなければ意味がありません。
本で学んだことを、行動にうつすための第1歩として、内容を深く理解し人に伝えてみましょう!
正しく読書をすればメリットがたくさん
ただ読書をするだけでは意味がないですが、正しく読書をすれば、メリットはたくさんあります。
私の祖母は読書が大の趣味で、よく本を読んでは、そこで学んだことを幼い私に伝えてくれていました。
祖母の発する言葉からは、本から得た知識を自分のこととして考えていることがよく伝わり、思考の幅の広さを感じたものです。
また、読書を重ねることで語彙力が高まるのはもちろん、様々な人の考え方や価値観に触れることができます。
人間力を高めるためにも、正しい読書をしましょう。
意味のある読書にはメリットしかない
読書をする際、ただただ読んで知識を手に入れるだけではあまり意味はありません。
読書を通して自身への問いかけ、思考力を鍛えることで、結果的に自分磨きにも繋がります。
意味のある読書にはメリットしかありません!
これを機に、読書の方法を見直して正しい読書を習慣化し、魅力的な人になっていきましょう!