あなたは読書するときはBGMがあった方が集中できますか?
例えば
といった経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
喫茶店と同じようにBGMを流すことで、自宅や電車でも読書がはかどる場合もあります。
しかし、同じように
という経験もあるのではないでしょうか?
読書中のBGMは、うまく活用すれば集中力が高まりますが、種類を間違えると集中できなくなる可能性があります。
そこで、今回は読書とBGMをうまく組み合わせて効果を最大化するために
「読書中にBGMを流すメリット・デメリット」から「注意点と選び方」「おすすめの曲」を紹介していきます。
読書中にBGMを流す3つのメリット
まず最初に読書中にBGMを流すメリットを解説していきます。
読書中にBGMを流すメリットは以下の3つです。
- メリット①読書に集中できる
- メリット②リラックス効果がある
- メリット③内容が頭に入りやすい
それぞれ詳しく解説していきます。
メリット①:読書に集中できる
読書中にBGMを流すメリットの1つに読書に集中できることがあります。
自宅や図書館だと静かすぎると感じたり、電車の中では走行音や車内の会話が耳障りで集中できなかったりすることもあるでしょう。
そのようなときに、BGMを流して読書を行うと、場所を問わず集中することが出来ます。
メリット②:リラックス効果
2つ目にリラックス効果があるということが挙げられます。
音楽を聞くと癒されたり、ストレスの解消になったりする方も多いのではないでしょうか。
読書で知識を蓄えつつリラックスもでき、まさしく一石二鳥です。
メリット③:内容が頭に入りやすい
内容が頭に入りやすいことも大きなメリットです。
先ほど紹介した通り、音楽にはリラックス効果があります。
私たちの脳には「脳波」という神経細胞から微弱な電流が発せられています。
脳波にも種類があり、音楽を聞いているときはα波というリラックス状態にある脳波が流れています。
実はα波状態のときは、集中力が上がると言われています。
そのため、音楽をかけてリラックス状態にすることで、内容が頭に入りやすいです。
読書中にBGMを流す2つのデメリット
読書中にBGMを流すことによるデメリットは主に以下の2つが挙げられます。
- デメリット①:読書に集中できない人もいる
- デメリット②:BGMに集中してしまうケースもある
それぞれ詳しく解説していきます。
デメリット①:読書に集中できない可能性がある
読書中にBGMを流すと読書に集中できないときがあります。
集中して読まないと、内容が理解できない本を読んでいるときにBGMが流れていると意識がどこかにいってしまう恐れがあります。
自分に合うBGMであればいいですが、合わないものだとストレスになる可能性もあります。
また、学生時代に「ながら勉強が苦手」だった方にとっては、読書に対する集中力が落ちてしまうかもしれません。
デメリット②:BGMに集中してしまうケースもある
読書中に音楽がBGMが流れていると聴くほうに集中してしまうケースもあります。
例えば趣味で楽器をやっている人の場合、楽器の音に集中してしまうこともあります。
また、好きな曲がBGMだと、曲の方に集中してしまうことも・・・。
BGMを楽しみたいときはいいですが、あくまでも主役は「読書」です。
状況に応じて適切なBGMを選ぶことが大切ですね。
読書中にBGMを流す際の注意点
注意点①:激しい曲を流さない
1つ目は「激しい曲を流さない」ことです。
激しい曲は曲の主張が強めですので、BGMに集中してしまう可能性が高くなります。
ロックやメタル、ダンスミュージックは読書のBGMとして不向きです。
注意点②:音量を大きくしすぎない
2つ目は音量を大きくしすぎないことです。
音量が大きいと、どんな曲でも音楽の主張が激しくなり、読書より音楽に集中してしまう可能性が高くなります。
静かな図書館とうるさい電車の中では当然聞こえやすさが異なりますので、状況に応じた調整も大切です。
大きさについては、いつも音楽を聞くときより少し音量を抑えめにすると、BGMを楽しみつつ読書に集中できます。
読書中に流すBGMを選ぶ時の3つのポイント
ポイント①歌詞がないBGMを選ぶ
まず、1つ目のポイントは歌詞がないBGMであることです。
歌詞がある曲だと、気づけば本よりも歌詞に集中してしまう場合があるためです。
喫茶店に流れている曲のように歌詞がない曲の方が、集中できるのではないでしょうか。
ポイント②ゆったりしている
曲調がゆったりしていることもBGMを選ぶうえで重要です。
アップテンポな曲だと、BGMによるリラックス効果が下がり、BGMの恩恵を受けにくくなります。
また曲によっては集中出来ないというデメリットもあります。
ポイント③本に登場する曲を流す
本の内容次第では、本に登場する曲を流すのもおすすめです。
例えば吹奏楽に関係した小説を読む場合、小説内で練習している曲を流しながら読むことで、感情移入がしやすくなります。
作品の世界観をより深く味わいたい方に是非活用していただきたい方法です。
読書におすすめのBGM5選
最後に読書におすすめのBGMを5つ紹介していきます。
おすすめの曲①:クラリネット協奏曲 / モーツァルト
1曲目は、クラシック界で有名なモーツァルトの「クラリネット協奏曲」です。
クラシックに「精神を安定させる」「勉強や作業に集中できる」という効果があることは、多くの研究で実証済みです。
クラリネット協奏曲は演奏時間が30分ですので、区切りがよくという方にはおすすめの1曲です。
おすすめの曲②:木星/ホルスト
2曲目は、ホルストの「木星」です。
実はこの曲は、皆様になじみ深い曲ですのでクラシックを普段聞かない方でも親しみやすいのではないでしょうか。
なぜかといえばホルストの木星をカバーした曲が、平原綾香さんの「jupiter」なんです。
クラシックに抵抗がある、という方でもなじみがある曲ですので、クラシック初心者におすすめしたい1曲です。
おすすめの曲③:David T. Walker / Lovin' You
3曲目は、David T. WalkerのLovin' Youです。
ジャズも読書と非常に相性がいいBGMといえます。
なぜなら、ジャズはうるさすぎない上にリズムやテンポ、音の強弱が心地よいと感じリラックス効果があるためです。
そしてDavid T. WalkerのLovin' Youは一部がCMなどに使われることが多い馴染み深い曲。
ジャズ初心者におすすめの1曲です。
おすすめの曲④:Chet Baker/ Polka Dots And Moonbeams
次におすすめの曲は、Chet BakerのPolka Dots And Moonbeamsです。
Polka Dots And Moonbeamsは、まさしく喫茶店に流れていそうなBGM。
管楽器の心地の良い音がリラックス効果をもたらします。
喫茶店で読書をすることが好きな方には、相性抜群の1曲です。
おすすめの曲⑤:カフェミュージック集
最後におすすめしたいのはカフェミュージック集です。
BGMといっても、やはり同じ曲をリピートするのは飽きるという方も多いのではないでしょうか。
カフェミュージック集のようなオムニバスアルバムだと、1枚あればたくさんの曲と触れられるため、飽きにくいです。
家や図書館で長時間読書される方には、おすすめのBGMです。
読書とBGMを組み合わせて効果を最大化しよう
本記事では、読書中にBGMを流すことのメリットやデメリット、注意点、おすすめの曲を紹介しました。
クラシックやジャズなどゆったりした曲を選曲すると、リラックス効果が得られるだけでなく、集中力が上がるのは魅力的ですよね。
また、BGMをかけてコーヒーを飲みながら読書をするというのも、自宅で喫茶店のような落ち着いた雰囲気を作ることができます。
自身が読書に集中できるBGMを見つけて、効率的に読書をできるようにしてきましょう。