「小説なんてただの娯楽でしょ?」
「小説なんて読んでもメリットないから自己啓発本とか実用書を読んだほうがいい」
このように思われている方は多いのではないでしょうか。
確かに小説は自己啓発本や実用書と比べて「すぐに生かせる情報」は少ないかもしれません。
しかし、「文章力が上がる」「記憶力が上がる」といった小説だからこそ、読むことで得られるメリットがたくさんあります。
今回は小説を読むことで得られる10のメリットを徹底解説していきます。
小説を読むことで得られる10のメリット
小説をあまり読まない方からすれば、小説を読むことにどんな効果があるのか疑問に思うでしょう。
ここでは、小説を読むことにより得られる10のメリットをお教えします。
メリット①ネット環境が無くても活躍する
引っ越して間もない時や、入院している等、ネット環境が整っていない場所では、小説は最高のお供です。
小説を読んで空想の世界に浸ることで、長い時間が楽しく過ごせます。
メリット②創造力が身に付く
小説は文字の世界ですのでを、文字情報を通し、頭の中で様々なことを想像するようになります。
想像を巡らせることで、創造力を鍛えることができます。
創造力は仕事や学習、そして日常のあらゆる場面で必要な能力です。
逆に創造力が欠如していると自分で何かを生み出すことができない人間になってしまいます。
創造力を養うためにも、小説を読むというのは大切なことです。
メリット③映像作品をより深く知ることができる
テレビで放送されているドラマ、アニメ、映画を見てこう考えた方もいるかと思います。
「あれ? この作品流れが唐突だな」
「何か話が飛びすぎじゃないか」
疑問に思い作品を調べてみると、原作の長編小説を無理やりまとめた映像作品になっていたりします。
気になってその小説を読んでみると、作品の軸となる重要な場面がカットされていたり、登場人物のセリフが違っていたりと映像作品と原作の相違点を探すのが面白かったりします。
メリット④文章力が鍛えられる
仕事の書類作成や、メールや手紙で文章を書くなど、実生活で文章力が求められる場面は多々ありますよね。
文章力は人が生きていく上で欠かせません。文章力を鍛えるには文章を書くのは勿論ですが、小説を読むことでも鍛えられます。
本を読まないことには文章力は身に付きませんよね。
メリット⑤ストレスの発散になる
現代人は日々の生活の中で多くのストレスにさらされています。
実は、短い時間の読書でストレスが軽減したという研究結果があります。
小説を読んで、空想の世界に入り込むことにより、ストレス発散の効果を得られるとのこと。
面白い小説を読めば、日々のストレスも忘れられますね。
メリット⑥生きる上でのヒントがある
小説に出てくる登場人物の言動や生き方は参考になる部分があります。
学校や仕事で悩みや壁にぶつかった時に「あっ、こういうやり方もあるんだ」と考えさせられます。
特に名作と言われる小説の登場人物は、架空とは思えない程、深みのある人間性が描かれています。
そんな小説の登場人物があなたを助けてくれるかも知れませんね。
メリット⑦健康維持に役立つ
読書をすることで、認知症になりにくくなると言われています。
読書をすることで脳が活性化され、加齢による認知力低下を防いでくれるからだとか。
認知症の研究では、読書をする高齢者は読書をしない高齢者に比べ、認知症になるリスクが低いという結果が出ています。
さらに、読書にはうつ病の予防効果があるという研究結果もあります。
読書をすることで、脳や心の健康維持に効果が期待できますね。
メリット⑧ 知識が増え、話題に困らなくなる
友人や親戚などが集まって話している時に、知らない話題が出てきて話についていけず、会話に入れないといった場面がありませんか?
私にもそんな経験が何度かあります。
しかし小説を読むことで知識がつき、様々な話題についていける様になるので、身が縮む思いをすることが少なくなります。
メリット⑨記憶力が上がる
登場人物の名前などの情報は、小説を読んでいる間は覚えていなくてはなりません。
この覚えるという行為を繰り返すことで、脳の働きが活発になり記憶力を鍛える事ができます。
記憶力が上がることは日常生活だけでなく勉強や仕事でも役に立ちますね。
「最近忘れっぽいな……」と悩んでいる方は小説を読むことをおすすめします。
メリット⑩視野が広くなる
小説には、さまざまなジャンルの知識や未知の世界などが描かれており、それに伴い興味も増えてくるので視野も広まります。
毎日小説を読むことによって物事を見る目も変わってくるかも知れませんね。。
小説を読むことのデメリット
今までメリットばかりを紹介してきましたが、小説を読むことは決して良い事ばかりではありません。
次は小説を読むことで伴うデメリットを紹介します。
デメリット①合わない小説がある
小説を読んでいてこの作品は自分に合わないなと思う事はあるのではないでしょうか。
作者さんには申し訳ありませんが、面白くない、合わない小説はあると思います。
こればかりは読んでみないと分かりませんが、合わなければ次を探せば良いのです。
小説を買って面白くなかったらどうしようと思う方は、図書館に行ってはどうでしょうか。
時間があれば、その場で読んでもいいですし、時間がなければ借りて帰る事もできます。
読んでみて面白ければ、次からは本屋で同じ作家さんの本を選ぶと失敗も減らせますよ。
デメリット②睡眠時間が減る
面白い小説は睡眠時間を減らしてでも続きを読みたくなります。
そのため次の日が学校や仕事があれば寝不足で支障が出てきます。
いくら面白くても、生活に支障が出ない範囲で楽しむと良いのは他の趣味と同じですね。
デメリット③読むのに時間がかかる
小説を読むのはある程度時間がかかります。
特に長編小説はまとまった時間が必要です。
しかし本を開くだけで前の続きからすぐ読み進められるのが小説のいい所です。
空いたすきま時間を有効活用しましょう。
小説を読まない人の3つの理由
ここまでで、小説を読む事にはデメリットもあるものの、多くのメリットがある事が分かってきましたね。
しかし小説を読まない人には読まない理由があるのです。
ここでは、小説を読まない主な理由を3つ紹介します。
理由①娯楽が多様化しているため
現代は数多くの娯楽があるため、読書を趣味にする人が少なくなってきています。
調査結果でもその傾向は出ており、年々日本人の読書量が減ってきているそうです。
しかし、小説を読むことで、知識がついたり、記憶力が向上する等のメリットもあります。
理由②読めない漢字や難しい言い回しが出てくる
小説を読んでいて「あれ? これ何て読むの?」と思うような漢字や、登場人物の難しい言い回しに首をかしげる事もあります。
そういった事が重なり、本を読むのが向いていないと感じて読書が嫌になる人もいるのでは?
そんな時はネットで調べるのもいいですが、周りの人に聞いてみては如何でしょうか。
仲良くなりたい人に聞けば、新たな会話のきっかけになるかもしれませんよ。
理由③ページが多くて読むのが大変
これはいきなり長編や連載小説などを読もうとすると起こります。
一冊だけでもページ数が多く、時間がとりづらい人にとっては読む気力が無くなりそうですね。
長編小説を読む気力や時間がない方は、短編集など手軽に読める小説から始めてはいかがでしょうか。
短編小説といっても文学作品から現代の娯楽作品まで幅広くあるので、気に入る作品がきっとあるはず。
小説を読んで楽しみながら健康に過ごそう
いかがでしたでしょうか。
小説はただの娯楽ではなく、読むと素晴らしい効果もあるのです。
勿論良いところばかりではありませんので、小説読む読まないはご自身の判断にお任せします。
ですが、小説に少しでも興味を持ったなら、一度読んでみてはいかがでしょうか。
きっとあなたの生活を豊かにしてくれますよ。